ペーパーナイフソファ [ソファ]
先日の休日を使って、ソファとセンターテーブルをお手入れした。
材が少々乾燥気味で油分を欲しているような感じがあったので・・・・。
我家の2F子世帯のリビングソファはペーパーナイフソファ。
変な名前だが、この由来はソファのアーム部がペーパーナイフの様な
ラインを描いているから。
デンマークのカイ・クリスチャンセンがデザインしたこちらのペーパーナイフソファ、
発表は1956年とのことだから、なんと61年前。
どの程度生産されたかは全く知らないが、長らくの間生産中止
の状況だったそう。ヴィンテージ品がマーケットで取引されているだけだったのだが、
日本の宮崎椅子製作所とカイ・クリスチャン氏との間で正規復刻版の製作合意がなされ、
ペーパーナイフソファやNo42チェアが復刻版として再び市場に出回るようになった。
ちなみに、ウチにあるのはヴィンテージ品ではなく宮崎椅子製作所による復刻版のほう。
サイズはW1680と相当コンパクト。
ソファでガーガー寝るには非常に厳しいサイズだが、この場合、間取り全体のバランス
とカッコ良さを優先し、眠くなったら潔く寝室へ行く事にした。
が、1年間の鍛錬の末こんな小さなソファでもバッチリ眠れるようになってしまった
フレームの材はチーク。ブラックチェリー好きな私としては迷わずチェリーで行きたい所
だったが、こちらのチークは希少なミャンマーチークと言われグラッと来た。
ミャンマーチークは「本チーク」とも呼ばれていて、
グリーンチークと呼ばれているインドネシア・マレーシアの植林チークと区別されている。
当然お値段もブラックチェリーやウォールナットよりお高くなってしまうのだが、
もう次のロットからはミャンマーチークではなくなるかも等々と言われ思わず飛びついてしまった
あとあとよく調べてみると、そこまで供給が逼迫してる訳でもない感じだったんだけど・・・
ミャンマーチークは耐久・耐水性に優れ豪華客船の甲板に用いられたり、
反り・割れ・防虫性にも非常に優れている事から、国会議事堂、箱根富士屋ホテルなどの
建物の内装材にも使用されている。
ちなみに住友林業で使用している床材のチークも昔はミャンマーから輸入していたと
聞いた事がある。現在は材は高騰してしまって採算が合わないということでインドネシア産に
切り替えたそうだ。 もっとも、ウチの1F親世帯はオイルチークを使っているが
座面のファブリックはオイルレザー(KW25)を選択。
はっきり言って、レザーは夏ベタつき冬冷たく、しかも座った時に
若干滑る感じがあるので、座り心地という意味でも布製の方がイイんじゃないかと思う。
でも、この風合いと質感に惹かれ結局オイルレザーにしてしまった。
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